のんびり寄り道人生

何とかなるでしょ。のんびり生きましょう

2017-01-01から1年間の記事一覧

若者よマルクスを読もう〜20歳代の模索と情熱〜

内田樹×石川康宏著『若者よ、マルクスを読もう〜20歳代の模索と情熱〜』を読んだ。 www.kamogawa.co.jp (以下、内田氏「まえがき」より一部抜粋) (略)「マルクスの名前くらいはちょっと知っているけれど、読んだことのない一〇代の少年少女」というのが…

今村昌平監督・映画「楢山節考」(1983年)

今村昌平監督・映画「楢山節考(ならやまぶしこう)」(1983年)を観た。 tsutaya.tsite.jp 本作は、棄老伝説を題材とした小説家・深沢七郎の同名小説と、同じ著者による小説「東北の神武たち」(とうほくのずんむたち)を元に、リアリズム映画の名手である…

これからの日本、これからの福井~豊かな森と動植物から考える~

インターネット動画で、ブータンミュージアム4周年記念事業「これからの日本、これからの福井~豊かな森と動植物から考える~」と題した講演会・座談会を観た。 運営元(GEN)によるフル・バージョンの動画 ブータンミュージアム4周年記念事業「これからの日…

そして<彼>は<彼女>になった

細川貂々(てんてん)・著『そして<彼>は<彼女>になった―安冨教授と困った仲間たち―』を読んだ。 以前、このブログでも紹介した安冨歩東大教授のトランスジェンダーについて扱ったノンフィクション・コミックエッセイということで読み始めたのだが、主題…

TOKYO FM 『Panasonic Melodious Library』

インターネットラジオ(TOKYO FM)で『Panasonic Melodious Library』を聴いた。作家の小川洋子氏がパーソナリティを務め、文学ガイドの合間に(関連する)音楽が流れる、ちょっと不思議なテイストの番組だ。 www.tfm.co.jp 今週の一冊は、ジュリー・オオツ…

NHK Eテレ「100分de名著~ジャン=ポール・サルトル編~」

NHK Eテレ「100分de名著 - NHK~ジャン=ポール・サルトル編~」を観た。 フランスを代表する世界的哲学者ジャン=ポール・サルトルが唱えた実存主義の思想は、原書(訳書)で読解するには難しい内容だが、フランス文学者・海老坂誠氏のコンパクトな解説と、…

ハクビシンの住む家

念願叶って小さな家を買った。庭は荒れ放題だが、梅の花が芽吹き始めていて、これからの季節が愉しみである。立地もよく、建物や設備は老朽化しているが、建材には立派な木材が使われていて、本物の職人さんが建てた家だというのが素人目にも分かった。不動…

怖いくらい通じるカタカナ英語の法則

池谷裕二著『怖いくらい通じるカタカナ英語の法則』を読んだ。 bluebacks.kodansha.co.jp 池谷 ( いけがや)氏は東京大学・薬学部の若き教授(1970年生まれ)で、主に脳科学に関する著書を、一般的な読者でも理解し易い文体で数多く綴っている。 『進化しす…

言いたいことが一度で伝わる論理的日本語

明治大学教授・齋藤孝著『言いたいことが一度で伝わる論理的日本語』を読んだ。 books.google.co.jp (以下、内容紹介文。海竜社のホームページより一部抜粋) 自分の考えが相手に誤解されることなく、真意を十分に伝えられる能力は、人間関係や仕事をスムー…

安冨歩教授の名講義

何か事件報道により世間が騒然としている時は、マスメディアのワイドショー的な盛り上がりが一時的にあったとしても、なかなか事件の核心は見えてこない。(関係者が口をつぐみ、都合の悪いことが隠されるからだろうか?あるいは情報が整理されておらず、全…

マイペースで生きましょう

休日の朝、温かい布団の中でまどろんでいると、インターホンが鳴った。『あ、灯油の配達か』と思い出し、起き上がった瞬間、天井や壁がグルグル回った。同時に吐き気が襲ってきた。目を瞑ったまま再び布団に横たわったところ、数十秒後ようやく天井や壁の回…

黒い巨塔 最高裁判所

瀬木 比呂志 (著)『黒い巨塔 最高裁判所』を読んだ。 bookclub.kodansha.co.jp (以下、『黒い巨塔 最高裁判所』内容紹介より抜粋) 第2回城山三郎賞受賞作家にして最高裁中枢を知る元エリート裁判官が描く、本格的権力小説!司法権力の中枢であり、日本の奥…

二人のおじさん

珍しく出張で飛行機を使うことになった。出張先が実家に近いこともあり、仕事の合間を縫って家族と再会する予定を立てていた。早朝のホームで空港行きの電車を待ちながら仕事に支障が出ないよう入念にスケジュールチェックをしていたところ、目の前でピシャ…

悩みどころと逃げどころ

カリスマ的人気を誇る社会派ブロガー・ちきりんさんと、世界的プロゲーマー・梅原大吾さんの対談本「悩みどころと逃げどころ」を読んだ。 www.shogakukan.co.jp 異なる世界で名を上げ、年齢差も、学歴差もある二人が足かけ4年、100時間にわたって対談をした…

ソウル・パワー

映画『ソウル・パワー』を観た。劇場公開時に見て以来、3度目の鑑賞だ。 以下、映画『ソウル・パワー』公式サイトより、一部引用 熱心な音楽ファンの間では“キンシャサの奇跡”と称されたモハメド・アリ対ジョージ・フォアマンの対戦(引用者注:※参照)前に…

鴨長明「方丈記」

高校生の時に受験勉強で鴨長明「方丈記」を読んだ。古文という言語の壁があり、当時その内容をしっかり理解したわけではなかったが、何か感じるものがあったのだろう。「将来、私も小さな庵を結んで山でのんびり暮らしたいなぁ」と、その住まい方に漠然と憧…

占い考

待ちに待っていた年末年始!各種イベントには全く興味がないが、この寒い時期に堂々と冬ごもりができるのはありがたい。脚がままならないこともあって自宅に引きこもって、新賀の挨拶の返信を済ませてから、のんびり過ごしている。ふと思い立って、ラオスの…