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のんびり寄り道人生

何とかなるでしょ。のんびり生きましょう

モーニングセット(コーヒーお代わり付き)

 朝、モーニングセット(コーヒーお代わり付き)を行きつけのカフェで食べることが毎日の愉しみの一つになっている。雨が降っていて外に出たくないなぁと思っても、こんがり焼いたトーストを思い浮かべたら、モーニングセットの提供時間に間に合うよう、身支度を手早く済ませ、一目散にバス停に向かう。

 子供の頃から食べることへの執着がどれほどすごかったのか、笑えるエピソードの数々を母から聞いてはいたが、今も昔も、また今後も食いしん坊な質は、きっと変わらないんだろうなぁと思う。おかげで体型はすっかり中年太りの域を超え、自己最”重”記録を更新しているが、まぁ別に太ったっていいんじゃないかなぁと、のんきに構えている。一部の人たちの”美の基準”に振り回されたり、他人の視線を気にし過ぎている人たちを見ていると、余計にそう思う。生活習慣病で倒れる日がそのうち来るのかもしれないが、他人がどうであれ自分にしっくりくる生き方をしていきたい。

 そう言えば大学生の頃から朝カフェが好きだった。アルバイトでぎりぎりの生活だったので基本的には自炊で節約していたが、複数の新聞が読めることを考えれば朝のモーニング代はコストパフォーマンスが良いと思えたのだ(ちなみに大学図書館に新聞が置いてあることに後から気づいてしまった)。大学の最寄り駅にあった喫茶店は、ゆったり座れる大きなソファがいくつも並び、中央にピアノが置いてあるような広く開放的な空間だった。常連客はビジネスマンらしきスーツ姿の男性ばかりだったので最初は気恥ずかしく入るのに躊躇していたが、コーヒーの豊かな香りに包まれ、クラッシック音楽が流れる喫茶店という場所は、当時の自分には贅沢な時間を提供してくれたのだろうと思う。

 今、通っているカフェは、ほとんどが女性客だ。だいたいが一人静かにスマートフォンをいじっているか、資格勉強らしき読書をしている。何もせず、ボーッと窓の外を眺めている人もいる。皆、ここで一日の始まりをゆったり調整しているのだろう。

 こちらもニュースをラジオで聴きながら昨夜読み切れなかった本に目を通す。時々、疲れを覚えたら大きな窓に映えるケヤキの葉の揺らぎや、街の風景を眺め見る。1杯ずつ挽いてくれるコクのあるコーヒーをお代わりし、しっかりと目を覚ます。さぁ、今日も一日頑張ろう。

 

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内田 樹, 平川 克美, 名越 康文

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