のんびり寄り道人生

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障子紙&障子のりでDIY

 色あせ・変色が甚だしい繊維壁からポロポロと粒が落ちてくる。その都度、腰をかがめて掃除するのだが、足腰が辛いので壁紙リフォームを検討した。業者から提示された見積金額を見て仰天した。材料代は大した事ないが、やはり職人さんの手間賃がかなり高い…(現状のままでは壁紙を貼れないので、板を打ち付けてから壁紙を貼るという)。とりあえず下地処理だけ職人さんにお願いし、壁紙貼りは自分でやることにした。美観はさておき、掃除の手間が省け、そこそこ小奇麗に仕上がればよいのだ。足元の作業は脚腰が辛くて大変そうだが、それくらいなら自分でも何とかできる(最悪、仕上がりがまずかったら業者に改めて頼めばよい)。インターネットで材料を調べ作業方法を検討した。手間や軽量性(せっかく貼っても剥がれ落ちては困る)・通気性(できれば空気中の水分調整をしてほしい)を重視した結果、材料費も安い「障子紙(+障子のり)」に決めた。

 さすがに来客を意識すると、あまりに”みすぼらしい”のもまずい。。事前に玄関前の狭い範囲で試してみたところ、思いの外、きれいに仕上がったので、自分では満足したのだが、障子のりが乾く前の”しょぼい状態”を目にしたからだろうか?たまに訪れる宅急便配達員の”戸惑い”は正直だった。

 InterFM897 Music Mixを流し聴きながら、リフォーム作業に集中していると、結構、愉しくなってきた!きれいに貼れたら嬉しいのはもちろんだが、失敗を重ねても貼り直しがきく上、(障子紙の裁断面が雑だったとしても)縁の処理はスクレーパーで見切材に押し込めば何とかなった。障子のりをケチケチしてはいけないこと、両手をフルに使って丁寧に作業することなど、様々なコツが分かった頃には、職人さんの手間賃が高いのも十分納得できた。

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 おかげで、すっかり連休がつぶれてしまったが、まだ作業が終わらないうちに買い溜めていた障子のりがなくなってしまった。。今月からは昼間の仕事量が増える。給料が上がるのは有り難いが、週末はベッドの上でゆっくり眠っていたい。。。(かろうじて起き上がり、洗濯や保存食作りなど最低限のことだけ済ませた)。中途半端に貼られた壁が『次は、いつやってくれるの?』と、何度も聞いてくるのだが、『これは”アート”なの(仕事じゃないの)。時間をかけて丁寧にやってあげるから待っててね』と言い聞かせた。

 

【参考:材料と道具】

障子紙(プラスチック製ではないもの。通気性重視なら薄めのシンプルな紙がよい。毛羽立った面に、のりを貼る)、障子用でんぷんのりダイソーのカビドメ剤入りがおすすめ。でんぷんのりの塊を壁に塗り付けた後、手の温もりで溶かし広げながら壁に塗り込む)、スクレーパー(100円ショップのもので十分。カッター代わりにもなるし、端の押し込み処理にも便利)、はさみ(天井から一部を貼り付けたまま、ロール紙を垂らし、ざっくり必要量を見積もって足元で障子紙を切ると、残りの障子紙を貼りやすい)

※未開封の障子紙(ロール状)の幅は、物差し代わりになる(障子紙の幅を基準に、貼る方向と、障子のりを塗る範囲を検討する)。中学生レベルの数学(図形)が意外に役立つ。

 

*2017/5/18追記

シンプルな柄の薄手のマルチカバーが特価だったので、即買いした。障子紙の上に画鋲で留めてみたところ、なかなかいい感じだー!全ての材料費が合計約1万円。業者任せのリフォームでなくても十分満足だ。

 

*2018/2/3追記

残念ながら浴室付近では湿気の影響なのか障子紙が一部破れている。。湿気のない場所でしか使えないな…。